ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。




後で来いって…


色々わかりにくすぎでしょ。


「隆裕」


「ん?」


「原くんとかアツくんって何かあったのかな」



隆裕は軽く上を見てうっすら笑ったあとに言う。



「友達として心配?」



ゆっくりと頷く。



「それはね、あいつらも同じ」




バカなあたしは、それだけじゃあわからない。



「まあ、つまりは…あいつらも昔の友達が仲間が心配なんだよ。いてもたってもいられないんじゃないかな」



ああ…それならわかる気がする。



あの二人が仲間思いだってことは充分わかってる。


「秋穂だって、今アツが殴りあいしてるなんて言ったらきっと全速力へそこへ行っちゃうでしょ?」



言葉に詰まる。



実際そうだ。


アツくんや原くん。…それにまだよくわからないけど、陵くんだって一人で何かされてたら



あたしは多分、あの人たちを全力で助けると思う。