ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。






「次の時間ってなんだっけ?」



「HRだよ、もうすぐ合宿じゃん」



ああ、そう言えば。





「合宿かあ。なんかそう言うのはじめてだよね」




「そうだね。秋穂と泊まりなんて何回もしてるけど」





「ちょっ…そういうこと言うの禁止!」



1年記念の日を思い出して顔が熱くなった。





「席につけよー」





そんなことしてるうちに、担任が入ってきて





席に座った。




七海、なんだかんだ元気ないんだよねぇ。




授業中も携帯触ってばっかだし。




さっきも教室に入ってきたら思いっきり机の中で携帯を触っていた。



原くんとアツくん。





陵くんの話を聞いたばかりだからか、あまり二人が一緒にいて、




七海にも知らせないような、しかもバイトとはきっと別…のことをしている、としたら。





あまり良いことじゃない気がした。