「妬いた?妬いた?」 ニヤニヤしながら聞いてくる。 「妬いてない」 「いでっ」 頭で隆裕の顎をアタックする。 「…………ほんとに?」 「しつこい」 ぶっきらぼうな声が出る。 「ほー…」 気持ち悪い顔でこっちを見る。 「なに」 「別にぃ?」 妙にうざいしゃべり方だな、おい。 なぜか腕の力を強くされる。 「俺焼きもちすぐ焼く方?」 また当たり前のことを…と思い頷く。 「秋穂自身はどうなの?」