「最近無駄にギャルいメイクしてないしさ~ほんと女子力負けそうで怖い」
「あ、それは絶対ないから余裕」
どれだけ趣味嗜好を変えられたところで
言動は何も変わらない。
「確かにそこに対しては何もフォローできないかも…」
「ですよね~」
「で、これから秋穂の家で作る感じでいいの?買い出しは?」
「ざ、材料はなんとなーくある、うん」
満足げな笑みをした七海は
「じゃちんたらちんたらトイレ行ってられないじゃん?」
いや、トイレは行っときなよ…と思いながら、
七海と一緒にあたしの家へと向かう。
「おじゃましまーす」

