煙草とキス







それが今でも




あたしの体に根を張っている────












「澪、何やってんだよ」






バランスがとれない体は、大量のアルコールを吐き出そうと、あたしを不快感で襲う。





そのとき

背後から聞こえた声は



呆れたような…苛立った声だった。








「アル中で死んだらどうすんの?」



「………恨む」





吐けそうにない。




そう思ったあたしは、足をもたつかせながら立ち上がる。



背後に居たのは、快斗だった。







「……なんで来たの?」




いまいち働かない頭、回らない呂律。


快斗を見ると、ケータイをスーツのポケットに入れて口元を緩めていた。