助けて…。誰か。お願い。


ここから、出してよ。ねぇ、お願い。



美香ちゃん、何してるの?
逃げよう何て、馬鹿な考えやめた方がいいよ。



何で、何でこんな事するの?優也君
教えてよ?


それは、美香が好きだからだよ。
美香は僕の美香なんだから。
誰にも渡さない。



監禁される一週間前

早く行くよー。美香。
待ってよ、杏奈、早くしないと、合コンはじまるよ。急げー。杏奈が楽しそうにしている。


どうも、私、杏奈っていいます。
よろしくお願いします。杏奈がぶりっ子風に紹介する。



美香です。よろしくお願いします。




僕、拓海です。よろしく。杏奈ちゃんって可愛いね。



僕、優也っていいます。合コンとか始めてよくわからないですがよろしくお願いします。


私たちは、この後、カラオケにいったりして時間もあれなんで解散した。



家に帰ってる途中、待ってー、美香ちゃん!!誰だろうと振り返ると、そこには、優也君が僕、美香ちゃんの事好きになってしまいました。いきなりだけど、僕と付き合って下さい。



えー?いきなり告白っと私は思っていたけど、とりあえず、明日、また会ってもらえますか?っと返事をして、家に帰った。


すると、優也君は、嬉しいそうにしていた。


次の日、私は出かける準備をして、優也君との待ち合わせ場所にいった。


美香ちゃんー。優也君が笑顔で走って来た。優也君どうしたの?


美香ちゃんに早く会いたくて、走って来ちゃた!



もぉー、優也君てば結構可愛いね所があるんだね。


優也君は照れていた。



美香ちゃん、僕、今日ね、美香ちゃんのために美味しいスイーツのお店を探しておいたんだ。ニコニコしながら優也が言う。



えっ、私がスイーツ好きなの知ってたんだ。私は何だか嬉しくなった。


そうだ、今から、僕の家に遊びに来ない?


えっ?私が優也君の家に行く?
私、びっくりした。でも、優也君の家に行く事にした。



ガチャ、優也君が部屋のドアを開ける。
美香ちゃん、少し待っててね。


優也君が飲み物を持って来たくれた。



それを、飲んだ時、だった、
ふっと、意識がなくなった。




イタイ、気がつくと、見知らぬ部屋の中に私は居た。何故か私はイスに縛り付けられていた。


ガチャ、あっ起きたんだね、美香ちゃん。えっ?優也君、何してるの?




何って?見てわからない、今、君監禁されているんだよ。


監禁?私は恐怖心に襲われた。
出して、出してよ。私は叫んだ。




無駄だよ、君の声は何処にも届かない。
美香は僕の物だ。誰にも渡さない。



僕らは365日ずっと一緒だよ。
一生、僕と一緒だよ、死ぬ時もずっと
ずっと…。




そうだ、美香ちゃんお風呂はいってないよね?久しぶりに入ろうか。



チャンスだ、優也君が入ってる間に逃げればいいんだ。私はそう思った。



美香ちゃん今、僕がお風呂に入ってる間に逃げちゃおうと考えたでしょ。



そんな、無駄な抵抗や やめた方がいいよ。だって僕も一緒に入るんだから。




ほら、それとってあげるから。
さぁ、行こうか。美香ちゃん。




お風呂こっちだよ。ニコニコしながら優也君が言う。




服早く脱ぎな、それとも、僕が脱がしてあげようか?




嫌、やめて優也君。美香が早く脱がないからでしょ。何で、そんなに嫌がるの?
僕は美香の事が好きなのに。



私も優也君の事が好きなのに。こんな事しなくても、美香は大丈夫だよ。




そんなの、信用できないよ。




さぁ、とりあえずシャワーあびなよ。
僕、トイレに言って来るから。



今だ、今のうちだ、私は急いで優也君の家から走って逃げた。



そうだ、杏奈の家に行こう。
すると、後ろから、待って美香ー。
後ろから、優也君が追いかけてくる。




全力で走ってやっとの事で杏奈の家に着いた。



杏奈助けて、お願い。




えっ?どうしたの美香。
まぁ、とりあえずうち、はいりな。
美香どうしたの?そんなに急いで?




それから、私は今まであった事を杏奈に話した。



とりあえず、警察に電話するね。
いいよね、しても。



うん。私は答えた。




ピンポーン、まさか、優也君が来た?
私は、叫んだ。



美香落ち着いて、だぶん警察の人だよ。
私、見て来るから、待ってて。



美香ちゃん。




えっ?この声聞いた事がある。




美香ちゃん、探したよ、こんな所に居たなんて。



何で、何で警察の人じゃなかったの?
ねぇ杏奈。私は杏奈に聞く?



触らないでくれる。馬鹿がうつるでしょ。



えっ杏奈?何で私達友達だよね?
そうだよね。



はっ?何、馬鹿こといってんの?
私、昔からあんたの事嫌いだったんだよね。



じゃあ、とりあえず、優也君後よろしくね。



さぁ、美香帰ろうか。





私は結局、優也君の家に戻り、また、監禁されてしまった。そして、親友にも、裏切られて。






その時、だった、優也君がナイフを持って私に近づいて来た。
優也君、何するつもりなの?





美香を殺そうと思って。美香が死ねば、ずっと一緒に居れるから。
だって、美香は僕の物だから。