お願い。優也君やめて。
ずっと一緒にいるから。優也君と一緒にいるから。だから、殺さないで。
お願い。




すると、優也君がいきなり話し出した。
本当は僕ら一年前にも会ってるんだ。
美香ちゃんは忘れているかもしれないけど。




その時に美香ちゃんに僕が一目惚れして。どうしても美香ちゃんに会いたくて、杏奈ちゃんに頼んだんだ。




でも、杏奈ちゃんは美香ちゃんの事友達でも、親友でもないから、でも、何か面白そうだからって、美香をどうにかして連れて来てくれたんだ。





僕は嬉しくて、嬉しくて、それだけで幸せだったんだ。




でも、もう、美香ちゃんに会えなくなるのが嫌でそして、美香ちゃんが逃げられないように、監禁したんだ。



そうすれば、一生一緒に居れると思ったんだ。




でも、こんな考えおかしかったよね。
美香ちゃん本当にごめん。




すると黙って私の縄をとってくれた。




美香ちゃんお願いがあるんだけど聞いてもらえる?



いいよ、この時私は本当にそう思った。




その夜の優也君はまるで会った時の優也君だった。


幸せだなぁと思ってる間に私は眠ってしまった。



ふぁーよくねたなぁ。あれ、優也君が居ないどこだろう。




リビングに行くと優也君が手から血を流して倒れていた。




その瞬間、私は泣き崩れた。
優也君の隣には一枚の封筒が置いてあった。



美香ちゃんへ
今まで、ひどいことしてごめんね。
僕が生きてる限り、美香ちゃんを苦しめしまう。
美香ちゃんが自由になるためには、僕のこの、心臓を止めるしかなかったんだ。
本当の今まですいませんでした。
優也




優也君、私は泣き崩れてしまった。
でも、どうする事も出来なかった。
私の、頭の中には優也君の笑顔しかなかった。




未来の僕、今、幸せですか。


たとえ、生まれ変わったとしたら、もっと優しい子になって下さい。





でも、美香ちゃん