涙の跡



「ミレイシュートだ!」

ある日の練習試合。

相手はそこそこ強い
チームだった。

「OK!任せて!」

わたしは力強くゴールに
向かいボールを蹴った。


相手キーパーはわたしの
蹴ったボールの行く先を
読めず左に跳んだ。


わたしの蹴ったボールは
一瞬変化してキーパーの
逆再度をつきゴールに
力強く入った。