結局お兄ちゃんは帰って
こないまま夜が明けた。

普通なら心配して
探しに行くはずの
お母さんも黙って寝てしまった。

お母さんは相当病んでる。

自分の子なんかもう
どうでもいいんだ。

この家にわたしの居場所はないような気がした。