「もうサッカーなんて…嫌いだよ!」

お兄ちゃんの言葉に
わたしはからだ全身が
しびれるのを感じた。


「わたしだって…サッカー嫌いだよ…」

わたしは気づいた
わたしもサッカーが
嫌いになってしまった
ことに。


サッカーに罪はない。

自然が起こした悲劇。

誰を攻めることもできない。