涙の跡



わたしの幸せが壊れたのは約束の日の1週間後。


青空が綺麗だったのを
よく覚えてる。


いつもと同じように
わたしたちはグランドで
練習していた。


闇はわたしが気づかないうちに近づいていた。


「ミレイ、パス、パス!」

アークの声にわたしは
パスを出す。

「ナイスパス!」