涙の跡



「俺、絶対プロサッカー選手なるんだ!!」

アークの言葉に

「俺だってプロになる!」

とガルアが力強く言った。

「わたしだって!お父さんやお兄ちゃんみたいになりたい!!」

続けてのわたしの言葉の
あと

「じゃあ、約束しようよ!10年後プロサッカー選手になるって!」

アークが綺麗な瞳を
わたしたちにむけて
そう言った。


「なんで10年後かはしんねーけどんま、約束な」

軽く笑うガルア

「約束ね!」

わたしは2人に笑顔を
むけた。

「約束だよ!」

わたしたちは互いの手を握りあった。


茜色のそらのした。