もしかしたら俺は奴らと同等なのかも知れないと思ったことがあったりなかったり
別に同等だと言われようが言われまいが
俺には関係ない
なぜなら俺は奴らが同等だろうと違等だろうと
奴らを駆逐し殺しすぎるほど殺すことしか脳がないのだから
「エレンっちー」
馬鹿げた飄々とした声
発した本人も馬鹿げて飄々として…
俺、この人嫌いだなぁ
「ヘイヘイ、エレンっち。今日の学校、学びやはどーだったのかなぁ?まぁ、俺様っちはあんなとこもう二度と行きたくないけんどねー。あーんな閉鎖的空間で生活とか…。マジ頭イカれてるわ」
いや、あんたの頭の方がイカれてんよ
この馬鹿げて飄々としてイカれて狂気と狂喜と混沌と恨沌に包まれた
眼鏡をかけた白衣を着た女、渋々空禮(しぶしぶからら)
俺はこの人が嫌いだ
生理的に受け付けない
美人
絶対美人なこの人は絶対論者にして絶対的な存在
渋々空禮
ファタリスタ(運命論者)
ただの傍観者
