「ねぇ、理人?どうしてそんなに龍鬼が嫌なの?」
理 「他の族とはあんまり関わりたくないからな....」
「本当にそれだけ?」
理 「あ、あぁそうだよ」
理人が見え見えの嘘をついた。
「馬鹿にしないでよ理人。あたし達何年一緒にいると思ってるの?」
あたしはちょっと怒り気味に言った。
理「ッ....」
「龍鬼は卑怯な族じゃないし、友達なら大丈夫だとあたしは思ってる。」
理 「............」
「どうしてもダメなの?」
理 「わかったよ....」
どうしても嫌がる理由は解らないけど....
「どうしてそこまで拒むのか別に理由は聞かないから安心して。」
理 「いつか、必ず言う。」
「うん」
隠し事が出来たからか、少し胸が苦しくなった。
