屋上に着いて、みんながソファに座った時に蓮が話し始めた。






蓮 「話っていうのは、普通に友達として仲良くしないか?っていう提案なんだが...」






理 「断る。」





蓮 「お前らにとって悪い話じゃないはずだ。」






理 「断る。」






いくらなんでも即答すぎない?!






「ま、まぁ友達なら...」





理 「ヒナ...?」





理人が不安そうな顔をする。





どうしてそこまで龍鬼を拒むの...?





あたしは、理人の様子がおかしいことに気付いた。





いつも冷静で、何を決めるにしろあまり口を出さなかった理人が、こんなに断固拒否するなんて...





「蓮、少し考えさせて。」





蓮 「あ、あぁ返事待ってる。」





あたし達は屋上を出た。