そして次の瞬間、あたしはダッシュした。






蓮は追いかけて来たが振り切った。






だがあたしは油断していた。





今は9月、約半年間この学校で過ごした蓮が待ち伏せているなんて思ってもいなかった。






角を曲がった所で腕を掴まれた。





驚いて目を見開くと...





そこには蓮がいた。





蓮 「さて、詳しく教えてもらおうか?」






やってしまった...このあたしが...





ただ者じゃないねコイツ。





でも、あたしの過去を知ったら離れて行くに決まってるのに...





あたしを心から受け入れてくれるのは蝶乱のみんなだけなんだから...






とりあえず正体だけバラしておこうか。






そしたら、うかつには近寄って来ないはず。