すると、ルナがぴょんっとソファに乗っかり、杉宮くんの持ってるカップに近づいた。
「えっと……」
杉宮くんは、そう呟きながら困惑している。
「ルナ、キミは飲めないでしょ」
少しすると、諦めたのか杉宮くんの太もものあたりにすり寄って寝転がった。
「あ……」
「…杉宮くんは、平気みたいだね」
「ほんと?」
「うん。人見知りする子だから、慣れない人だと近づいたりしないんだけど、今は近づいてるどころか近くでぼーっとしてるもん」
杉宮くんは安心できる人なんだね。
なんだか私もうれしい気持ちになる。
「…ルナ、触っても平気?」
「うん。頭とかのど元なでると気持ちよさそうにするよ」
私がそう言うと、杉宮くんはテーブルにカップをそっと置き、ルナの頭を優しくなでた。
大丈夫かな……?
ルナを見ると、特に警戒をしている様子もなく、気にする必要はなさそうだった。
「平気そうだね」
「……よかった」
杉宮くんはそう言いながら、安心したように密かに微笑んでいた。
本当に猫が好きなんだな……
いつの間にかルナは寝ていて、それをいいことに私は尻尾を触ったり、2人でルナの写真を撮ったりしてあっという間に時間は過ぎていった。

