曖昧なフタリ











「な、」







「やっぱ無理だ」















あたしは、新野公太って奴をじっ、と不思議そうな顔で見つめた。








「なんだよ」





「だって、お化けなのに、足がある。」





「お化けじゃねーし」





「お化け以外のなんだってゆーの」




「人間」





「じゃあ何で、透けんの!?」











あたしは何回も何回も新野公太って奴に触れようとした。










「触れない人間なんていないよ!」




「でも、人間なんだよ、俺は。」