あたしたちはしばらく黙っていた。 あたしも、訊きたいことなくなっちゃったし。 「家帰らねーの?」 「あぁ…………。」 「雨?」 「そう。結構どしゃ降りじゃん?」 「しかし、何故こんな時間に?」 「あはは。何でかな。」 あたしはホントに何で家飛び出したのかわからなくなった。