掌編小説集

わざわざ危険な仕事の人を選ばなくてもいいのにとか。
しないでいい苦労を背負うことになるとか。

そんなことをおっしゃられますが安心安全な仕事なんてこの世にはありません。

人はあっさり死にます。
植樹の親方である神様から廃棄されます。

病気でも事故でも大それた事件でなくても。
七つの海を股にかけるワールドレコードなロールモデルであっても。

だから生きている間ぐらいは好きな人と一緒に居たいと私は思います。

本当に帰ってくるのか怪我はしていないのか無茶をしていないかって不安で心配で。

帰ってきた時は心底ホッとして。
毎日毎日それの繰り返しです。

でも私は不幸じゃない。
幸せですよ。

覚悟なんて不必要だけれど捜査情報をポロッと漏らすことがあるからそれを黙っている必要はあるかな。