掌編小説集

私はあの子を助けたかっただけと一念発起しただけだと

あの子が助かれば私はどうなってもいいって言うけれど

自分を犠牲にしている感をおいおいと出しているけれど

その行いの相手にとって全くもってどうでもいい訳ない

これまでにやってきた小癪な摩擦の負のスパイラルにも

これからやろうとしている空気が一変する大捕り物にも

その行いの相手にはまるきり関係のないことなのだから