掌編小説集

いつから付き合っていたかなんて言う必要性が全く見付からない

報告は必要でしたかと質問すれば必要ないと返答をもらったので

無視を決め込もうと興味津々に聞かれても冷めた目線を送るけど

あんな朴訥な人を何で好きになったんだとか散々纏わり付かれて

デレデレベタベタとボディタッチを繰り返され鬱陶しかったから

そっちの恋愛遍歴を産まれてから今日までを語ってくれるのなら

こっちも包み隠さず言ってもいいと言ったらサッと表情が変わり

途端に湯冷めしたように狼狽えてどこかへ消えて行ってしまった