!!!
桜は驚いた表情を見せて、
「で、でも先輩は私をからかって
たんじゃ・・・。」
なんて、人聞きの悪いことを
言い出す。
「バーカ。誰がそんな事言った。
まあ、確かに最初は面白半分だった
けど・・・。でも、お前見てて、
すげー守りたくなった。」
「先輩・・・。」
「だからちゃんと、お前を
守りたい。俺と付き合ってほしい。」
俺は、今の気持ちを素直に
打ち明けた。
「・・・先輩、すみません!」
桜は、勢いよく頭を下げた。
・・・てことは、俺はフラれた?
「えっと、その、急に言われて
びっくりして、そのすぐに返事
はできないって言うか・・・。」

