甘いkissから









   「ん?桜がそれ、終わるまで。」

   春真がいるから。
   別にただ春真がいることが
   嫌というわけではない。
   でも・・・。

   「ふふーん♪」

   なんかすごーく楽しそうで
   怪しげな笑みを浮かべながら
   私を見ているから。

   「たっく・・・何考えてん
   のよ。」

   「別にー、ただ桜が可愛いから
   見てただけだよ。」

   「え?」

   振り返ると、すぐ後ろに
   春真がいた。
   てか、地獄耳なの?
   こいつ・・・。

   「な、何言って「ねえ、桜。」

   「ん?」