「じゃあ。」

   ガラガラ

   俺は図書室の引き戸を閉めた。
   
   思わずキスしてしちまったけど、
   良かったかな?
   でも・・・。
   俺はキスをした時の桜の顔を
   思い出してしまった。
   顔を赤らめながらびっくりした
   表情。
   くっくっく。可愛い。
   思わず笑ってしまう。
   って、俺は変態か。

   そうして、俺は図書室を
   後にした。

   翌日
   俺はいつも通りに、
   眠たい目を擦りながら学校に
   登校した。
   そしていつも通り、俺の
   登校を待ちかまえてはきゃーきゃー
   騒ぐ女達をすり抜け、
   授業をむかえる。