君が産まれて 5歳のころにオトウサンは死んでしまった 君は微かにしかオトウサンと過ごした日々を思い出せないだろう 10年たった今では顔もはっきりとわからない オトウサンの写真はすべてオカアサンが隠してしまったから 私はよくオトウサンに君の話を聞いていたよ オカアサンに似て可愛い顔をしているって 言っていた 今日は六花が… 昨日は六花が… 話すことは君のことばかり