「真咲くん、お腹減ってない?」

シャワーを浴び終わり、置いてあったスウェットを着て脱衣所を出ると、優人さんに言われる。


「あんまり…なんか、戻しちゃいそうで」


「そっか…じゃあ、今日はもう寝な」

「はい…なんか、いろいろとごめんなさいっ」

深々と頭を下げ言うと、肩を軽く掴まれ上体を起こされる。

「大丈夫だよ。皆お人好しだから(笑)俺の部屋だけど…入って」

優人さんの部屋は普通に綺麗で、なんか、いた。


「な、なにこれ…可愛い」


「でっしょーっ!エボシカメレオンのシカくんとレオたんってゆーの!」


カメレオン…?
ていうかキャラ変わってない?
「今日もお利口に待ってたんだねっ!2人共っ!いやー、ほんと可愛いっ」

2人…汗
ていうか優人さんカメレオンより可愛いな…。


「優人さん…?」

「あ、ごめん///」

爬虫類好きなんだなあ。意外。
「もう23時過ぎてるし、寝る?」

「はい、そうします」

「はい。ベッド使って」

「え、僕なんかより女の子である優人さんが…「今は男っ」

「えっ…!」

気づけば、ベッドに横にされてる僕と、布団をかけてくれている笑顔の優人さん。

「はい、おやすみ」

「お、おやすみなさい…」