吐き気もあんまりないし…

あたしは仕方なくもう一度寝てみることにした

「…み…ずき?」

こえがしたほうを向くと眠そうにする類君がいた

「ごめん、起こしちゃった?」
「大丈夫、それよりどうかした?」

類君はいつも人のことばっかり考えてて、優しくてすごいな…

「ちょっと偏頭痛で…いつものことなんだけど、薬忘れちゃって…」
「そっか…大丈夫?吐き気とかは?」
「今は大丈夫っぽい」
「なんかあったら言って?俺の姉貴も偏頭痛で、いつも辛そうだったし」

類君のお姉さんもなんだ…

あたしは頷いて目を瞑った