あたしはトイレに顔を下げると次々と戻した

何も食べてないのに
胃液だけが食道あたりを通る


暫くすると蓮も入って来た
「もう平気?」
「ん」

ごめんね、蓮

そのあとも蓮がベッドに寝かせてくれた

「無理すんなよ、瑞希」
「あたしいつも迷惑かけてて...ごめんなさい」


蓮は何も言わずにあたしの頭をずっと撫でてくれた