ほら、笑った。

〜きーんこーんかーんこーん〜



「チャイム鳴ったしもう戻ろうや」

結局昼休み全部泣きはらしちゃったよ


ずっと肩をさすりながらそばにいてくれた大毅は教室に戻ってもちょくちょく私を見ては、心配してくれていた。


優しいだなって思っていると、




「なぁ、香奈恵」

突然呼ばれた名前
振り返ると真後ろに、


「文化祭の買い出し一緒に行かん?」


隣の席の三浦望がいた。

望は遠慮がちに尋ねたがすぐに何かに気づいたかのように