幼い頃の小さな約束





あたしは料理している場所まで行き、注文を告げた。


なんだか、すごく疲れた・・・。





あたしが溜め息をつくと、近くに人の気配がした。


急いで振り向くと、制服姿の亮太だった。






「理沙、大丈夫?疲れてるみたいだけど・・・」





亮太は心配そうな顔をして、あたしのおでこを触った。


意外と冷たい亮太の手が、さっきのせいで熱くなった体温を下げてくれた。





「ちょっと熱いね・・・。熱でもあるの?」



「いや、違うよ。さっきツンデレキャラで、オーダーとったから・・・」