幼い頃の小さな約束





「な、何言ってんの?!注文しなさいよ!」





な、なんか効いているみたいだ・・・。

よく分かんないけど。




男はやっとメニューを見た。

長くなりすぎた・・・。






そういえば、京香に言われたあの言葉を言っておこう。






「今日は来てくれて、ありがと。あんたが来てくれてう、嬉しかったんだからね・・・」




真っ赤に染めた頬を見せながら、あたしは笑っていった。


客の男は注文を呟いたあと、顔を赤くしていた。





・・・これで、十分だろ。