幼い頃の小さな約束





あたしはしぶしぶ、さっきの客の所に戻った。

その客はあたしの姿を見ると、またぼぅ・・・とした目をした。




なんだか、変な気分だ・・・。


ちょっぴり嬉しいかも。そういう目で、見られたことがないからかな?







「あ、あんたのためなんかじゃ、ないんだから・・・!注文、さっさと言いなさいよね」




あたしは羞恥心のあまり、顔が真っ赤になってしまった。


これ、予想以上に恥ずかしい・・・!







「ツンデレ・・・!萌える!」




あ、なんか喜んでくれてんのかな?