幼い頃の小さな約束





京香はあたしに顔を近づけて、小声で言った。


その声に、あたしはゾクゾクしてしまう。





「やるわよ、ね・・・?」






京香の声は、少し低くなっている。


周りの客が、何事かとあたし達のほうを向く。



京香の魅惑的な笑みに、周りの男たちは心を奪われている。





その笑顔が、あたしにとっては悪魔の微笑みに思えた。










「やる、から・・・!」