幼い頃の小さな約束





あたし達は、一斉に黙り込んだ。


あたし達の周りだけ、空気が変わった気がする。





最初に話したのは、理沙だった。




「あたしが、綺麗でカッコいいだって・・・?ありえない」



ほとんど独り言のようだ。


顔が赤く染まっている。こういうときの理沙は、すごく可愛い。






「お、おしとやかで可憐な・・・。光栄だけど、でも・・・」




こっちも、一人でぶつぶつ呟いている。


なんだかうっすらと、京香ちゃんの顔が赤い。