幼い頃の小さな約束





「何言ってんの、ゆき」




理沙は、目を大きく見開いている。


京香ちゃんも、口に手を当ててすごく驚いている。




・・・何か、変なこと言ったっけ?







「あんたの噂は、すごいよ~。小さくて、お姫様みたいな女の子だって」



「そういう理沙も、かなりすごいのよ。口は悪いけど、綺麗でカッコいいって」



「京香ちゃんもだよ~。おしとやかで可憐なお嬢様だ~って」