「おーい、聞いてんの?」 亮太はハッとしたように、意識を取り戻したみたい。 なんだったんだ、結局…。 「なんでもないよ。それより、どうしたの?」 優しく、でもしっかりした声で亮太は話し始める。 耳にの近くで囁かれてるみたいで、なんだか変な気分になってくる。 …ああ、また変なこと考えるところだった。 話に戻ろう! 「あのさ、あたしって小さいころ、こんな子と遊んだことなんて、あったっけ?」