なんだかすごく空しくなって、あたしは鞄をぶちまけた。 今日配られた手紙やプリントが、ひらひらと中を舞う。 ビリッ 部屋に嫌な音が響く。 プリントが破れたのかと思って音の主を探してみると、ベッドの上に乗っていた。 「あ、忘れてた…」 それは、朝に見つけた写真だった。 少ししわくちゃになっているだけでなく、二人の少女の真ん中が破れていた。 本当に少しだけど。