~理沙side~ 帰り道、ゆきとメアド交換をして、亮太と一緒に帰った。 亮太はずっと様子がおかしかったけど、あまり気にしないでおいた。 家の前に着き、亮太とも別れて部屋に入る。 鞄をベッドの上に放り投げ、あたしも倒れこむ。 「幼なじみ、かあ…。」 幼なじみ。あたしと亮太の関係だ。 当たり前のことなのに、なぜか胸が少し痛んだ。