「・・・って、え?今、外にいるの?」 あたしの声が、微かに震える。 それは寒いからじゃない。心のそこから、驚きが溢れ出してくる。 「そうだけど?それが、どうかした?」 「いやいやいや!女の子が、こんな時間に外にいちゃだめだよ!」 ゆきののんびりした声は、あたしをすごく焦らせる。 また、変な男に襲われたら・・! あたしの脳裏に、あの時の光景が蘇る。