「ふあ~、そろそろ眠いかも・・・」 あたしは押入れや引き出しを物色中。 現在、夜の十二時三十分・・・。 ずっと探しているのに、ゆきとの約束についての物は、何にも出てこない。 それどころか、写真すら存在しないのだ。 さすがのあたしも眠くなり、ベッドに横になる。 「・・・明日の準備しなくちゃ~」 仕方なくのろのろと起き上がり、鞄に手を伸ばす。 その時、何かがひらり、と落ちた。