~理沙side~





「・・・ただいまぁ」



あたしは小さく呟き気味に言うと、お母さんがリビングから出てきた。

あたしの姿を見ると、目を丸くする。






「まあまあ!ずぶ濡れじゃないっ!お風呂に入ってきな」



あたしに大きめのタオルを手渡し、リビングに戻った。

そっとしておいてくれる、お母さんにすごく感謝だ。





びちょびちょの服を脱ぎ、湯船に入る。





「・・・熱っ!!」




お湯の熱さが、あたしの肌に染みる。