幼い頃の小さな約束






「・・・最近、あたしは古田君とお昼ご飯を食べてた」




あたしが言った瞬間、理沙の顔が変わった。

少し、険しい顔をしていた。





「どういうこと」


「別に。京香ちゃんが言ってたでしょ。古田君には、友達がいないって。だから、あたしが一緒にいたの」


「別に、ゆきだけじゃなくても良いじゃん。あたし達も一緒で」





あたしはその言葉に、ブチぎれた。





「あたしとの約束を忘れているくせに、友達面しないで!!」