幼い頃の小さな約束






ふと、閉じていた目を開き、目線をずらす。

周りにいるクラスメートが、好奇心丸出しで、あたし達のキスを見ている。




・・・忘れてたぁ!二人っきりじゃないときに、キスしちゃった・・・!






あたしは亮太の胸を、軽く押す。

亮太は、パッと目を開いてキスをしながら、状況確認をする。



離してくれないかな・・・。





あたしがじっと見つめると、亮太はふっと笑った。

キスをしながら。






・・・こいつ、離す気がないみたいだな。