幼い頃の小さな約束





すると、なにかを考えていた古田零は、あたしの顔を見た。

その視線に、あたしの体は凍り付いてしまう。




ねえ、そんなカッコいい顔をしないでよ。

あたしだけドキドキしちゃって、辛いんだよ。


どうしてこんなこと、思っているんだろう。






「・・・食べてるの、見てる。それが、お礼でいい」




真顔でさらりと言い放つ、古田零。

そ、それじゃあお礼にならないでしょ?!






「別に構わない。だって、食べてる姿、可愛いと思う」