でも、聞いた話が衝撃的で、眠気が吹っ飛んだ。
昨日、知らない連中に絡まれて、その男に助けられた、だと・・・?!
ゆきは大丈夫なのか・・・?ダメージは、受けてないのかな?
「ゆき!何をされたの?どんなやつだった?!あたしが、ぶっ潰す・・・」
「理沙、落ち着け。怖いから・・・」
亮太になだめられる。だって、純情なゆきが知らない男に・・・。
ただでさえ、ゆきは男の子が苦手なのに・・・!
ゆきはあたしの言葉を聞いて、可愛い笑みを浮かべた。
「大丈夫だったよ!ワイシャツのボタンが、何個か取れちゃったけど・・・」