あたしは襟元を、片手で押さえて、鞄を持っている状態。 対する男たちは、手ぶらだ。 勝てない。逃げてもすぐに捕まる気がする。 あたしはなんだか、力が抜けてきた。 あたしはここで、初めてを奪われちゃうのかな? そんなの嫌だよ・・・。 もう、泣けなかった。絶望感が、体を満たす。 男たちの手があたしの体に、再び触れようとした時、 一つの影が、あたしの前に現れた。