幼い頃の小さな約束




こんな人達に、こんな情けないところは見られたくない。

あたしは一人だと、すぐに怖さで感情がいっぱいになってしまう。





男は怖い。

あの手この手で、女の子に近づいてくるから。







「ど~したの?あれ、震えてる~」


「え、嘘?!可愛いね~」




後ろに回りこんだ一人の男が、あたしの震える腕を見て、笑う。

あたしは悔しさで、下を向く。




この滲んだ涙だけは、見られたくない。