~理沙side~ な、なんて格好をしてんのよ!あいつは! あたしの手が、わなわなと震える。 手に持った、苺タルトが小刻みに揺れている。 でも、あたしはそんなことにはきづかない。 あたしの目線の先には、執事姿の亮太がいた。 似合いすぎて、むかつく。 この姿を他の人が見てるかと思うと、なんだかイライラしてくる。 あたしは亮太の方へ、急いで向かった。