「確かに、そうですよね・・・」 あたしは頷き、少し頭を傾ける。 物事を考える時、あたしがいつもやる癖だ。 何か、良い考えがあればいいんだけどな・・・。 あたしがなんとなく、着替え室のほうを見た時だった。 「あのさ、俺も接客を手伝おうか?」 そう言って現れたのは、執事姿になった木野君だった。